乳歯の虫歯と生え変わりについて

こんにちは、院長の佐名です。

気付けばもう7月です。

昨日帰宅時駐車場から歩いていいると道の端に黒い物体が、よく見ると小ぶりのクワガタが鎮座していました。「もう夏が来ているなあ」と季節の移り変わりを感じる今日この頃。

さて、この間小学校の歯科検診に行ってまいりました、昔に比べて虫歯の数は減っているものの、虫歯がある子は少なくない数がなってしまっていました。

乳歯は虫歯になっても、そのうち生え変わるから、そのまま使っておけばいいや考えておられないでしょうか?

確かに、もうぐらぐらしてたりして、抜ける直前の歯であれば虫歯を削って詰めなくても、抜いちゃうか、せめて虫歯の進行止めを行うようにすれば良いと思いますが、歯によっては小学校5~6年生まで生え変わらない歯もあるので、放置状態にならないよう注意が必要です。

また、乳歯の虫歯を放置することによって、永久歯の歯並びにも影響が出ることがあるので注意が必要です。

まず、乳歯は生後6か月前後から生えはじめて、一番奥の乳歯が2~2歳半に生えそろいます。(個人差がでるので半年くらい誤差はでます)その後、生え変わりになる乳歯の下で新しい永久歯が作られ、徐々に乳歯を吸収しつつ出てくる準備をします。

 

歯は周りに何もないと前に倒れてくる性質をもっています。

もし、生え変わり時期より前に、虫歯や何かしらの理由で歯が抜けてしまった場合、横の歯が倒れてしまい、新しい歯が生えてくるときに倒れた歯にぶつかったり、避けるために横から生えてきて歯並びがガタガタしたりします.

また、乳歯の虫歯が進んで、神経が死んでしまい乳歯の根っこの先に膿が溜まった場合、膿の中に発育途中の永久歯の頭を突っ込むかたちになり、上手く歯が出来ず、弱いはになったり、膿を避けるために横の方向からでようとすることがあります。

このように、永久歯と乳歯は完全独立して別の物ではあるのですが、乳歯の虫歯によって後から出てくる永久歯に少なからず影響が出てくるため、乳歯の虫歯とはいえしっかりと管理していく必要があります。

子供さんは案外虫歯になっても痛みを訴えないことが多いので、痛みなどがなくても定期的な検診を受けられることをお勧めいたします。



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