小さい虫歯は治療しないの?

こんにちは院長の佐名です。

9月にはいりましたが、連日雨模様で来週もほとんど日が照っている時間がないようですね、暑すぎるのも嫌ですが連日の雨もうんざりしちゃいます☔

イメージ的に6月は年間で一番雨が降ると思われますが、9月は案外6月の降水量を超えることが多いんですよね😱

さて、歯科健診で初期虫歯(C1)にチェックが入ることがあるとおもいますが、この判定がでてる歯の治療をすぐされた方はいらっしゃらないと思います。

とはいえ、虫歯と判定されて何もしないのは不安ですよね、実際この判定の学校検診の紙を持っていらしたお子さんの保護者の方から「虫歯を治さなくていいんですか?」と質問がありました。

答えとしては治療は行う必要はありません。むしろ行うことによる不利益の方が多いと考えられます。

では、なぜ治療をおこなわないのでしょうか? 

一般的な虫歯のイメージとしてはこれですよね

  

初期虫歯のC1というものですが、虫歯が歯の一番外側のエナメル質のみに限局しておりここはものすごく頑丈で物理的にも化学的にもダメージが入りにくくなっています。

簡単にいうと、歯の鎧の部分でしかも若干自己修復機能にフッ素を取り込むことで、パワーアップする鎧と想像してください。

対して、虫歯の部分を詰めるものは人工物になりますが、基本的に詰めた人工物は使用し始めた瞬間から劣化をします、さらに天然の歯のような自己修復機能もパワーアップする機能もなく、時期が来たらやり替えは必須になってきます。

C1の虫歯はその鎧が若干凹んだ状態と考えてください、穴は開いてないし、環境の良い状態でいれば色はそのままだけど修復しちゃいます。そんなものを削る必要があるでしょうか?

さらにを削るときも、実際の虫歯の部分より削る機械が大きいので、多め削ってしまいます、そうなれば、虫歯の部分はよいとして、余剰に健康な部分の切削分だけどうしても劣化してしまう人工物に置き換えることになります。

以上の事より、初期のC1の虫歯は削らず再石灰化という自己修復機能に期待して、しっかり歯磨きを行うことが望ましいです。

歯の噛む面の溝に茶色い線がはいっていたりすると気になるとは思いますが、その茶色い虫歯が削る必要があるかしっかりと歯科医師に判断してもらいましょう😄



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