最近、薬局に行くと、歯ブラシの種類も多くなりましたね。種類が多くて、迷うこともあります。
歯ブラシに加えて、フロスや歯間ブラシといった、補助用具も多くなりました。
お口の中を綺麗に保つには、歯ブラシやフロスなどの基本用品を揃えることが大切です。
口腔ケアに用いる道具はどんな役割を果たすのかご説明させていただきます。
歯ブラシ…
口腔内の汚れを取り除きます。歯肉のマッサージ効果もあります。
歯肉のマッサージをする事で、歯茎の血流を良くする効果があります。
歯ブラシの先は、毛が植えてあります。これを植毛と言います。
この植毛、よく見ると毛の生え方が違います。
植毛パターン
1列、2列…歯の隙間など細かいところを清掃するのに向いている。マッサージ効果は少ない
3列…歯の隙間などの細かいところ、マッサージ効果もあります。
4列、多数列(4列以上)…毛束が多いので、歯の隙間など細かいところには、不向きだが、マッサージ効果は3列に比べると効果があります。
よって、歯の細かいところまで清掃をしたい、歯茎のマッサージをしたいという方には、3列の毛束の歯ブラシを使っていただくと効果的です!
実は…
歯の磨き方もたくさん種類があります。
代表的なものだけでも、12種類あります!
今日は、その中でも効果的な磨き方を紹介させていただきます。
「バス法」という磨き方です。
バス法という磨き方は、歯ブラシの毛先を歯軸に対して45度に当てて横に動かし根元や歯肉溝を1歯ずつ小刻みに磨くという磨き方です。
食べ物を食べるとどうしても歯に汚れがついてしまいますが、除去効果も高く、歯肉のマッサージにも効果があります。
歯肉溝の汚れもそのままにしておくと、時間の経過とともに、歯周病の原因にもなります。
歯肉溝の汚れを取るのは、とても大切です。
歯ブラシの持ち方によっても、力加減を調整することができます。最近CMで力が入りすぎると、音がなるようになっている歯ブラシなどご覧になられたことはありますか?
歯ブラシをするときに、力を入れて強く磨くと、根元が露出し、虫歯の原因になったり、歯がしみるという症状が出てきます。
力加減を調整しながら歯磨きができるのは、ペングリップという持ち方です。鉛筆の持ち方をイメージしてください。磨く時の力加減が調整できて、歯ブラシの毛先の位置も見やすいです。
仕事をしていると患者様と日頃の歯ブラシの仕方やフロスなどお使いになっておられるかお話をする機会があります。みなさんお忙しい中でも歯ブラシに加えて補助用具も使用しておられて素晴らしいと思います。
歯周病という言葉を聞かれたことがありますか?
歯周病は、歯と歯の間から進みます。歯周病の進行を遅らせるにも、補助用具を使うことは大切です。
歯間ブラシとフロスの使い方を説明させていただきます。
歯間ブラシ
歯と歯の間にまっすぐ入れる。優しくこすります。斜めに入れると歯茎を傷つけれる可能性があります。
使い捨てのタイプと洗って複数回使えるものもありますが、複数回使える歯間ブラシも3日から1週間で交換してださい。
フロス
ノコギリを引くように数回上下にゆっくりと動かします。勢いよく動かすと歯茎を傷つけてしまう可能性があります。
フロスも薬局などに行くと色々な形があります。
F字型…奥歯
T字型…前歯
ですが、
歯ブラシや補助用具だけではなかなか落とすことができない汚れもあります。そうした、普段の歯ブラシなどでは、落とせない汚れや歯茎など奥の方でトラブルが起こっていないか確認するためには、日頃の歯医者での定期検診や定期的なクリーニングが大切です。次回は、定期検診や歯のクリーニング(歯医者での歯の掃除)の大切さをお伝えします。
読んでいただきありがとうございました。
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