白いセラミック歯によるメタルフリー治療

保険診療で使われている金属の詰め物・被せ物は、戦後の経済難でやむなく「最低限の機能回復ができさえすればよい」という考えで、安全性の低い安価な金属を歯に使用することが決まり、そのまま長年使われています。

欧米の歯科治療ではすでにパラジウム・水銀などの金属の使用が禁止されており、セラミック素材によるメタルフリー治療が主流です。

金属のデメリット１　金属イオンが溶け出し、２次虫歯のリスク

金属が口の中に入っていると、唾液の水分と反応し、金属イオンが徐々に溶け出します。

長期間にわたって使っていると、金属の詰め物が溶け出して歯との隙間があき、そこに細菌が入り込んで２次虫歯になるリスクが高まります。

また、溶け出した金属イオンが歯ぐきに沈着し、歯ぐきが黒ずむ原因にもなります。

金属のデメリット２　金属アレルギーの原因に

金属イオンが溶け出すと、金属アレルギーの原因にもなります。

アマルガムには水銀が含まれており、長年、奥歯の虫歯治療に使われてきました。
長期間の使用でアマルガムが溶け出し、臓器に沈着し、頭痛・めまいなど不定愁訴の原因にもなるといわれています。

金属のデメリット３　経年劣化で見た目が変化

銀歯は空気に触れると酸化し、黒ずんできます。
前歯のメタルボンドといわれる被せ物は、裏と歯ぐきとの境目に金属を使っていますが、長年の使用で歯ぐきが下がり、金属の境目が歯ぐきからでて目立つことがあります。

メタルフリーのセラミック素材には様々な種類があります。
色・透明度・強度・費用などにより最適な素材が異なります。

当院では、安心して使っていただけるように、安全性の高い高品質の審美材料を使用しております。

保険が適応されないため１歯あたりの料金が高く見えますが、長年使用し、その歯の寿命が長くなり、健康で美味しく食事ができるのであれば、メリットが大きいのではないでしょうか。

歯も大事な体の一部です。幸せに健康に過ごすために予防を大事にし、あなたのお口を守るサポートをいたします。
お気軽にご相談ください。

オールセラミック

自然な透明感と白さを兼ね備えた、最も美しく自然な仕上がりになる素材です。
周りの歯に合わせて細かな色合い、形も再現できるため、前歯のかぶせものに最も適しています。

経年劣化も起こらないため、長年使用しても変色しません。

噛みしめが強い場合、破折するリスクがあります。

ジルコニアセラミック

人工ダイヤモンドとよばれるジルコニアでできたセラミック素材で、もっとも強度が高いのが特徴です。
軽くて丈夫であり、強く噛んでも割れないため、奥歯やブリッジ、歯ぎしり・食いしばりの強い方にも適しています。

経年劣化も起こらないため、長年使用しても変色しません。

前歯の場合、色調が合いにくい場合があります。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは、金属のバネを使わない入れ歯です。
歯ぐきと同じピンク色のバネを使うため、入れ歯と目立たないのが特徴です。